少林寺拳法とはどんなものなのか?
少林寺拳法とはどんな特徴を持った格闘技なのか?
少林寺拳法とはどんな技術が学べるのか?
それを分かりやすく説明します。

  

  少林寺拳法とは1947年、香川県多度津町において、 開祖 宗道臣 によって創始された、
 中国各地の様々な拳技に自らの創意工夫を加え、整理・編纂した新しい拳技です。

  ●成長を祈り

  1947年といえば日本敗戦後の時期になります。その頃の日本の治安は酷く荒れ果てており
  それ故開祖は現状を打開すべく、人財の育成を自ら学んだ拳技を通して
  行おうと決意しました。 老若男女問わず使える300種にも及ぶ拳技の理とともに、
  自らの経験を語り聞かせ、人々の「護身力」と「精神」と「健康」を共に鍛えていったそうです。


  ●分派が存在しない

  
拳技と共に教えを説くこともしているので、その教えが分かれないように少林寺拳法
  では分派が認められていません。空手や柔道は流派によって様々な教えがありますが
  少林寺拳法はどの道場も一つの団体の枠の中にあります。
 
これは世界唯一の事らしく、それ故結束力が高いといわれています。


  ●少林寺拳法の現在

   始めは5畳程の広さで行われた少林寺拳法は、いまでは世界32カ国に普及していて、
  インドネシアでは政府が援助をしているそうです。50年ほどでここまで広がったというのは
  単純にすごいことなのではと思いました。今でも海外に広まりつつあるそうです。

   

  

  少林寺拳法には様々な特徴があります。それは全て相互にリンクされており、
  一つ一つをゆっくりと学び、覚えて、応用し、会得する必要があります。

  ●護身の拳術

   少林寺拳法の技は防御してから始まって攻撃に移る、という構成になっています。
  それは護身の為に用いるからという事と、防御の体制が最も有効な状態であるという
  考え
からです。それ故有効な護身術して注目され、警察でもよく採用されているらしく
  昨今の犯罪増加の影響もあって女性の入門者が増えてるそうです。


  ●協力して学んでいく

  
”組手主体”という言葉があります。これは簡単に言うと二人一組で練習をするのが原則だと
  いうことです。動く相手とともにやることで間合い(相手との距離)や油断、当てる箇所の
  移動なども含めて学べるからです。数をこなしていくうちに速度や力加減も学び、
  そこから協調性が生まれるということです。当たり前のようですが大事なことだったりします。


  ●老若男女誰でも

   インドア派だとか、もう若くないとか、女性だからとかそういうのは問題にならないように
  少ない力でもその力の効力をあげる為の様々な理法が用意されています。
  一つの理法で効力が上がり、その上にもう一つの理法を重ね、それを積み重ねていくと
  大きな効果につながる・・・・・・。効果を上げていく過程はなかなか面白かったりします。

 
 

  少林寺拳法にはおよそ300種というかなりの数の技が存在しますが、それを大きく分けると
  剛法、柔法、整法の三つに分けられます。以下に簡単な特徴を記します。


   ●剛法

   突き蹴り等打撃攻撃に対する守備反撃方法を「剛法」といいます。
  相手が突きや蹴りで攻撃をしてきた際に如何にして「受ける」「かわす」「反撃する」を
  行い、相手を制するかという技法になります。受け方もかわし方も反撃の仕方も
  多種多様であり、相手の攻撃によって組み合わせを変え、対応する必要があります。


  ●柔法

  
腕や衣服を捕まれたり、様々な攻撃に対して抜きや投げ、もしくは関節を極める
  反撃方法を「柔法」といいます。掴んできた、もしくは攻撃してきた相手を
  如何にして 「無力化する」「崩す」「操作する」かが重要になり、多種多様な理法を
  要します。難しい技が多いのですがそれ故、形になったときは嬉しいものです。



  ●整法

   拳技の理法として少林寺拳法では関節の仕組みや急所(ツボ)などを効果的に
  利用しますが、それを蘇生や整調の技術として用いる整骨・整脈法の事を「整法」といいます。
  攻防で利用されるこの経脈(急所やツボ)は元々東洋医学で用いられていたものだそうです。
  痛みを伴った箇所で痛みを和らげるというのはなんとも不思議な感じです。